【配当金には税がかかる】株の本当の利回りの考え方

株主優待

資産運用で利回りを考えるときは”手取り”の利回りで計算する!

多くのところで紹介されている利回りは税引き前のものが載っています。

しかし、配当金には約20%の税金がかかります。

株主優待も額面そのままの価値があるとは限りません。

ここでは、手取りの利回りの考え方について説明します。

配当利回りについて

配当金の手取りはそのままだと約80%(正確には79.685%)になります。

確定申告をすると配当金の手取りが最大で92.8%まで上がります。

また、NISAで所有する株は配当金の手取りが100%になるので、できる範囲で活用しましょう。

配当金の手取り=配当額-税金(NISAの場合税金は0)

株主優待の利回りについて

株主優待は額面そのままの価値があるとは限りません。

自分が優待を使う場合は買ったらいくら払うのか。

自分が優待を使わない場合は金券ショップやメルカリ、ヤフオクで売ったらいくら手取りになるかを考えます。

このとき、金券ショップは売れる値段そのまま手取りで考えて構いませんが

メルカリの場合、売上から手数料10%が引かれ、されに送料もかかります。

つまり、株主優待の手取り=自分で買う時の価格 or 金券ショップの買取価格 or メルカリ等の売上-手数料-送料 となります。

実際の利回り計算

例えば2023年6月2日現在、KDDIを100株購入する場合、購入額が約44万円となります。

KDDI100株保有することで配当金が14,000円、株主優待がカタログギフト3,000円分もらえます。

全部で17,000円もらえるので額面上の総合利回り4%弱になります。

総合利回り=(配当金+株主優待)の利回り

大半のところでこの数字が紹介されています。

しかし、本当にこの数字で計算してよいのでしょうか?

配当金はそのままでは約20%(現在正確には20.315%)引かれるので、手元に残る配当金は約11,200円になります。

カタログギフトについても同様でKDDIの場合、例えばゆめぴりか3kgが3,000円相当となっていますが、楽天で送料無料5kg2,680円で売っております。

自分で購入することを考えるとゆめぴりか3kgは1,600円程度の価値となります。

すると、手元に残る価値は配当金11,200円と株主優待1,600円分で12,800円分になります。

その総合利回りはおよそ3%弱になってしまいました。

このように表面上の利回りと実質の利回りは異なります。

実質の利回りで考えるようにしましょう。

実質利回り=(配当金の手取り+株主優待の手取り)の利回り

まとめ

株の利回り、特に株主優待の利回りは額面そのままでなく、手取り額で計算するようにしましょう。

配当金の手取り=配当額-税金

株主優待の手取り=自分で買う時の価格 or 売った時に手元に残るお金

株の実質利回り=(配当金の手取り+株主優待の手取り)の利回り

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